「コレがなければ猿人組めない!」ってゆー代表格が、各種ガスケット(以下G/ K)&パッキン及びボルト&ナット、ワッシャー類でしょう。
あと、腰上のスタッドボルトやノックピンなんかも「コレ」に含みます。
まずクランクケース側には、大きなケースG/Kが2枚用いられます。
ミッションやクランクまでいじった場合に使用する、ケースセンターのG/Kと、
もう1枚はクラッチやオイルポンプまでの分解の場合に使用するクラッチカバーG/Kで
す。
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黒ガスケット |
青ガスケット
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これらのガスケット類は分解・組立毎に新品交換が原則で、6V当時のアスベスト混入の黒いG/Kは、一度分解すると、必ずといっていいくらい新品交換が常識でした。
この古いG/Kを剥離する場合に大抵はガンコにこびり付いており、キレイに剥がすのに非常に時間と手間が掛かったものです。(-_-メ
猿人オーバーホール時に掛かる相当な時間が、このG/K剥がしと各部クリーニング洗浄に費やされるといっても過言ではないでしょう。
最近のノンアスベストの水色と緑色のG/K類は、時と場合によって再使用が可能になります。
組み込み時にG/Kをオイルに浸してから組み込むと、次に分解した場合にパーツ相互の分解剥離が非常にラクになります。
(^o^)
つまりガンコな張り付きが少なくなりますので、その分G/Kが再使用可能になる確率が上がる
といったあんばいです。(笑)
ただ、組み込んでから期間が経過するに従って、再使用可能率は下がると思われますが。^^;
それと規定トルク以上でボルト類を締め込むと、そのボルト穴の部分が必要以上に圧縮されてしまい、結果として分解したときにその部分からG/Kが破れてしまいます。
例えば、ケースボルトに使用されている6mmボルトの規定トルクは、0.8〜1.0
kg/mです。
この数値は、思った以上に「軽く締めた」感じです。
一度トルクレンチを使用して作業してみて、正確な数値を「体で覚える」といいで しょう。
次回からは 「てるくれんち」 が活躍してくれるハズです。(^o^)丿
ハナシをG/Kに戻しましょう。
ちょっと前まで、「ガスケット面は脱脂する!」っちゅーのが常識でしたが、最近では 正反対 なんですね・・・まぁ賛否両論があると思われますが・・・^^;
あと、クラッチユニットやマニホールドのG/Kなんかの裏表のないタイプで、熱が伝わってくる方をG/Kの色が緑色の方にして組むのが正解のようです。
この剥がし易く再使用が可能なG/Kは、色調(青と緑)が付いたタイプですが、当時の6Vのケース等のパーツとのマッチングが非常にアンバランスに感じるのは、私だけでしょうか?(^^ゞ
私は当時の「黒い」G/Kのほうが、外観の見た目がマッチしてると感じます。
ケースG/Kなんかでハミ出る部分なんかは、わざわざ油性ペンにて黒く塗って 誤魔化しているくらいですから・・・(^^ゞ
クランクケースと腰上の部品類を繋ぐ、重要な役割をしているのがスタッドボルトです。
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上:強化品 下:純正品 |
各社から強化された社外品がリリースされてますので、コレを使用するのが一番手っ取り早いのですが、この部品にも純正で強化可能なヤツがあります。
「カブ90」や「タイカブ100」なんかはボルトの径が同じ6mmなので共通なのですが、材質が微妙に変更されているようですので、強化品として流用出来そうです。
ただストロークが長いのに伴って、スタッドボルト自体もその分長くなってます。
ヘッド側のネジ山を長くなった分だけダイスで新たにネジ山を切り直し、ヘッドを締め付ける袋ナットをロングタイプに交換するか、ダブルナットにてヘッドを締め付けると有効なネジ山の掛かり部分が増えますので、充分強化品として機能しそうです。
最近ホンダからリリースされた、「ナイス110」 なんかのパーツ等も気になりますね!
なんかええ情報があったら、是非とも私までお教え願います。m(__)m
最後に、クランクケース合わせ面やシリンダーとヘッドとの合わせ面に取り付けるノックピンですが、長い期間組まれた状態のモノを分解すると、ほとんどといっていいくらい取付部にガンコに固着
してて、強引に引っこ抜くとたいていは再使用不可となります。
特に鉄シリンダーに刺さってるノックピンは、サビで固着していてまずダメです。(抜かなきゃええケド・・・)
決して高価な部品ではありませんので、猿人分解組立の際はガスケット類といっしょに注文しておくといいですね。
コレがないばっかりに、再度部品を注文する二度手間と猿人を組めない時間が非常に勿体ないです。
小さなパーツですが、取付部の位置決めをする重要な役割をしていますので、こんなトコロにも気を遣って猿人を組み立てるようにしたいものです。
なお、組立時にグリスを薄くノックピンに塗布しておくと、次回の分解の際には固着に悩まなくても済みますし、かなりの割合で再使用が可能となるでしょう。
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