≪復刻版≫            

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その1.クランクケースとケースボルトのうんちく

なぜ6V猿人がイイかというと、まずクランクケースの材質 及び内部の仕上げ精度が格段にイイのです。

現行の12V猿人を弄った方ならわかると思いますが、こやつはケース内部の仕上げがメチャ悪い!
アルミのバリやらトゲが一杯あって、ヘタに弄ってると指なんかをケガします・・・(-_-メ
あと、ケース内部がなめらかな方がオイルのキレっちゅーか、滞りが少ないので、潤滑面でも優れているでしょう。
ケース自体の剛性も、応力が集中し難いのではないかと考えられます。
つまり、
「丈夫そうなケース」と言われる所以ですね。

右:クラッチ側 右:クランク側
キレイでしょ?  はぁ〜ウットリ♪

アルミの材質自体も、12Vのケースから
『再生アルミ材』が適用されてるようです。
(勿論、ノーマルの馬力には充分耐えうるでしょうが・・・^^;)

忘れちゃならないのは、左右のケースを合わせた際に、シリンダーのスリーブの入る穴にケースの合わせ面の
「段差」が、12Vケースではヒドいのが見受けられます。
いろいろ見てきましたが、6Vのケースでは比較的段差が少ないように感じています。

6V系のケースと12V系のケースのカンタンな識別方法は、左右のケースを固定してるボルトの
形状寸法です。
一般的に6V系には「+ネジのナベボルト」が適用されていて、12V系では「六角ボルト」タイプです。
ただ、よく腰下をバラすマニアの方、または
装飾的な意味合いでステン等のキャップボルト(ヘキサボルト)に交換されている猿人も珍しくはありませんが・・・
決定的な相違点は、左側ケース(猿人No.刻印側)の向かって左上のケース固定ボルトは、12V系のケースでは存在しません!
これは右側のケースから貫通ボルトによって、反対側から固定されているためです。
つまり12Vケースに適用されているケース固定ボルトは、飛び抜けて長いヤツが1本あるはずです。

※ あなたのモンキーの猿人を確認してみて下さいね!(^o^)